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上海──中国南西部・雲南省の牟定県で、狂犬病の流行を防ぐためとして、行政命令によりイヌ5万匹が処分された。上海日報が1日、地元紙の報道として伝えたところによると、イヌの殺傷処分は5日間続き、警察犬や軍警備犬を除いたイヌが、処分されたという。Oh, China!!
同紙によると、飼い主と一緒に歩いていたイヌも、その場で叩き殺された。ある村では、夜間に処分者らが物音を立て、イヌの鳴き声から居場所を突き止め、処分したという。報告によると、人口約20万人の牟定県では今年、約360人がイヌにかまれて、うち3人が狂犬病で死亡。亡くなった中には、4歳少女も含まれていた。
牟定県の保健当局者は、狂犬病被害者の数をふまえて、「狂犬病の流行を防ぐため、イヌの処分を決めた」と話している。
中国国内ではここ数年、狂犬病の被害が増加傾向にある。中国疾病予防対策センター(CCDC)によると、狂犬病による死者は2004年、報告されているだけで2651人に達した。昨年の被害報告は、まだまとまっていない。
CCDCは、狂犬病被害が増加した原因について、イヌを飼う人が増えたことを挙げている。特に、農村部では7割近い世帯でイヌを飼っているが、狂犬病の予防接種を受ける割合は依然として低く、わずか3%にとどまっているという。