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◇写真とともに
釈迦が悟りを開いたとされる地、インド・ブッダガヤで、厳しい身分制度「カースト」の最底辺にいる少女たちの刺しゅう展が12日、中京区東洞院通六角下ルのウィングス京都で始まった。
子どもらの笑顔の写真とともに、独自の感性で生み出した鳥のデザインと、鮮やかな菩提樹(ぼだいじゅ)の葉を組み合わせた、精巧で色鮮やかなプロ顔負けの作品もある。15日まで。
少女らは家事労働などで自由な時間はほとんどない。
00年に初めて同地を訪れた造形家、沢本真理子さん(54)=伏見区=は、刺しゅうを学んでもらうことで、自らの生活を楽しみ、糧を得る術を身につけてほしいと、隔年で6カ月程度、現地で8〜16歳の少女に刺しゅうを教えている。
展示会では、仏教の聖地らしい寺や仏像、菩提樹の葉などの刺しゅうを施した壁掛けやかばんなど、沢本さんが持ち帰った生徒9人の約70点を、生徒らの笑顔の写真とともに展示している。
沢本さんは、「虐げられている階層だが、彼女らは明るく元気で、車座で作業をしていると楽しい。生きる喜びと糧を得てもらうため、現地や日本での販売ルートも探したい」と話している。
観覧無料。問い合わせは沢本さん(075・572・5623)。【藤田文亮】