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今年5月に閉鎖された大阪中央郵便局の旧局舎内。静まり返った広々とした空間に、大きな窓から光が差し込む。1939(昭和14)年完成。年々減りつつある戦禍をくぐり抜けた建物だ。写真も
上層階ほど天井を低くした構造は、見上げた時の印象を重厚に見せる。ハンドル一つを回すだけで、複数の窓が一斉に開閉する仕掛けなど、美観と使い勝手にも気を配った設計で、日本建築家協会などから保存を求める声も上がっている。
ビルを所有する日本郵政の担当者は「2012年に新ビル完成という目標に今のところ変更はないが、その詳細はまだ検討中」という。民主党を中心とする新政権の樹立が確実となった今、郵政民営化の今後とともに、大阪駅前の「顔」であり続けた建物の行方も気になるところだ。【内林克行、写真も】