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エンジニアよ奮起せよ
世界の共通認識。
もう少し血の気がって言われてもなぁ・・・
エンジニアよ奮起せよ
「20世紀をつくったのはエンジニアである」と言ったのは、米ゼネラル・モーターズの「中興の祖」とされたアルフレッド・P・スローン・ジュニア(1875〜1966年)である。エンジニアの収入がめちゃ低いことは、
なるほど、20世紀の革新をもたらした自動車、飛行機、通信、コンピューター、その他もろもろの物をつくりあげたのはエンジニアであった。「21世紀をつくるのもまたエンジニアである」と言ってよいであろう。
では、エンジニアというのはいかなる連中か。もともとは「エンジンを動かすオヤジ」という意味で、紳士階級とは見なされなかった。
エンジニアの元祖というべきジェイムス・ワット(1736〜1819年)は、グラスゴー大学の実験用器具を作ったり修繕したりする職人であった。彼の蒸気機関へのかかわりは、グラスゴー大学からニューコメン蒸気機関の修繕を頼まれたことから始まる。
世界で最初の実用的蒸気自動車を作ったリチャード・トレビシック(1771〜1833年)は乱暴者で、しばしば腕力にものを言わせたといわれる。「発明王」のトーマス・エジソン(1847〜1931年)も異端の人であった。
最近、東芝の元技術者が在職中の「フラッシュメモリー」発明への正当な対価を求めた訴訟で、東芝側が8700万円を支払う和解が成立した。日本で自らの待遇に声を上げるエンジニアが目立ち始めたのは、逆にいえば、今までは実に従順で主張がなかったということになる。明治以来、政府や企業の中枢は文系の人間に握られ、エンジニアは駒の一つとして諾々と働いてきた。
偉大なエンジニアの先人たちは、新しき物に対する狂気にも似た情熱と主張で共通している。わが国が「科学技術立国」を目指すためには、エンジニアにもう少し血の気があってもいい。エンジニア諸氏の奮起を望みたい。(可軒)
世界の共通認識。
もう少し血の気がって言われてもなぁ・・・
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