
2006/08/30朝日新聞大阪本社版夕刊、素粒子から;
わが子をあやめる親もいれば、親に手をかける子もいる。
親は赤ん坊を抱き上げたときの喜びを、
そのとき返ってきた笑顔を、
子どもは優しく抱擁されたときの安心感を、そのぬくもりを、
それぞれの胸の奥深くに、きっと刻んでいたろうに。
切るに切れない親子の縁より、
なお断ち切りがたいのが親子の情のはずなのに。
連日のように事件が起きる。
橋から突き落とし、放火し、そして「母殺害を30万円で依頼」。
記事を読むたび、目をつむる。
他人事とは言え、つらいねぇ・・・
いやいや、
決して他人事ではない。
ニッポン人の問題。
PR