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あの「呼び方」を追え!
私の周りでは、お父さん、お母さんが大多数でした。
私が子どもの頃は、お父様、お母様、
というのは真っ赤なウソで、
お父ちゃん、母ちゃん。
成長とともにお父さんの「お」がとれて、とうちゃん。
何故そうなったのか、理由は不明。
我が家では、おとうさん、おかあさん。
蛇足やが、
関西では自分のダンナのことを、オッチャンと呼ぶのも一般的。
あの「呼び方」を追え!
ふ~~~~~ん、(c)asahi.com
今年のベストセラーでドラマや映画にもなるリリー・フランキーさんの『東京タワー』の副題は「オカンとボクと、時々、オトン」。両親のことを「オトン」「オカン」って呼ぶのは、すっかりポピュラーになったみたいだけど、元をただせば関西弁とちゃうかった? みんなはお父さん、お母さんのことをなんて呼ぶ?(阿久沢悦子)
まず、長男の通う神戸市立福池小学校。6年生のうち、「お母さん」57人、「ママ」19人、「かあさん」と「おかあちゃん」各2人。でも、いましたよ、「オカン」も1人。
リリー・フランキーさんの故郷、福岡は? 福岡市立百道浜(ももちはま)小学校の6年生では「お母さん」圧倒的優勢。140人中130人。「ママ」5人、「オフクロ」2人、「母」3人、「オカン」はゼロ。
私の母校、横浜市立不動丸小学校でも、やっぱり「お母さん」が130人中73人と過半数。「母さん・母ちゃん・ママ」と合わせて9割を占めた。「オカン」はいなかった。
大阪・岸和田市出身の編集者江弘毅(こう・ひろき)さん(48)は「だいたい下の毛が生えるころ、親の呼び方が変わる。お母さんやママと呼んでるうちは子どもやね」。で? ご自身はなんと? 「オトウ、オカア。これが正しい泉州弁です」
江さんが、初めて耳にした「オカン」は20年前、京都出身のイラストレーターみうらじゅんさん(48)の留守電で。「この電話は京都のオカンに転送されます」。みうらさんは「あー、いいますね、オカン。でも、京都ではオトンは使わなかったなあ」。
方言を研究している大阪大学の真田信治先生(さなだ・しんじ)によると、102年前に国定教科書で「おかあさん」と書かれたのが、発端らしい。それまで、上流階級は「お母様」、庶民は「母ちゃん」だった。関西弁は一般に音節を縮めていく傾向がある。「おかあさん→オカーハン→オカーン→オカン」と変化して、大正から昭和にかけて定着した。その後、「オカン」に対応して「オトン」が生まれたのではないか、という。
大阪市の商家に育った作家の藤本義一(ふじもと・ぎいち)さん(73)は、「市内では昭和の初めごろから、オトン、オカンを使ってましたよ」。ただし、用法は限られていた。叱られて納得がいかない時、友達にボソっと、「昨日な、オトンに怒られてん」。「『オトン』とくれば『叱られる』。係り結びみたいなもんやね」。今のように親しみを込めて「オトン」「オカン」と言い出したのは最近みたい。
私も、叱って恨まれる「オカン」じゃなくて、息子に孝行してもらえるかわいい「オカン」を目指そうっと。 え? そんな虫のいいオカンはアカン?
私の周りでは、お父さん、お母さんが大多数でした。
私が子どもの頃は、お父様、お母様、
というのは真っ赤なウソで、
お父ちゃん、母ちゃん。
成長とともにお父さんの「お」がとれて、とうちゃん。
何故そうなったのか、理由は不明。
我が家では、おとうさん、おかあさん。
蛇足やが、
関西では自分のダンナのことを、オッチャンと呼ぶのも一般的。
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