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MAO的コラム 中国語から考える 第10回-相原茂
大学院生の頃、一時期、中国語の擬音語に興味を持った。
アヒルが鳴くのは“呱呱”というし、雨がふるのは“”という。ドアをノックする音は“”だ。
擬音語もたとえばカエルは「ケロケロ」と鳴いたり、「ゲコゲコ」と鳴いたり、いくつかバリエーションがあるが、無数にあるわけではなく、まあカエルの鳴き声の典型というかプロトタイプがある。
中国語では日本語ほど擬音語がこまかく分かれていない。例えば“”という擬音語で雨が「ザアザア」降ったり、「ばしゃばしゃ」降ったりする音をあらわし、また「ゴーゴー」や「サラサラ」という河の流れや、戸が「ガラガラ」開く音まで表す。守備範囲が広いわけだ。
語学をやる人は、インフォーマントチェックといって、いろいろなことをその言語の母語話者にたずねたり、確認したりする。そこで知り合いの中国人に擬音語についてたずねてみた。「河が流れる音は?」「ドアをノックする音は?」などと一つ一つ聞いていく。
動物の鳴き声もたずねた。牛は?ブタは?馬は?どんな鳴き方がもっとも典型的なのかを知りたかったのである。
ところが、動物になったら、なんだか急に反応がにぶくなった。しばらくして、馬の鳴き声など、わからない、ブタは言いたくない、とえらく不機嫌そうになって、おし黙ってしまった。
結局、動物の鳴き声調査は、中途半端なまま終えてしまった記憶がある。
どうやら、鳴き声だけでも動物の真似をさせることは、相手をからかったり、侮辱していることになるらしい。後からそう気がついた。
そう思ってみると、人を動物に例えたりする言い回しにはあまりよい意味がない。これは日本語でもそうだろう。人間を動物にたとえるのだから。
可愛いペットの犬も中国では好いイメージがない。“走狗”(ランニングドッグ)と言って悪人の手先を指したり、苦境にある悪党のことを“落水狗”(水に落ちた犬)などと喩える。
日本では人気のあるクマさんも、中国では“笨熊”といい、愚かでうすのろというキャラクターだ。猫も中国では“”といって、「食いものに卑しい」というイメージが強い。
こんな遊びがある。“”mian’aoは「綿入れ」という意味だが、「“” “”と十回言って」という。
””十遍。
mian’aoを10回、早口で言う。すると2音節だったのが縮まって1音節のmiaoとなる。早口でやってみればわかる。これは“”miaoで、猫の鳴き声そのもの。夢中で“”と言っているのをつかまえて、
「やーい、やーい、猫になった」
とはやし立てる。他愛のない子供の遊びであるが、動物になることがみっともないことだという文化が根強くあることがわかる。
ただ最近のペットブームで、中国人の動物に対するイメージも大きく変わっていることが予想される。
(執筆者:相原茂)
宝塚市でごみ収集を担当する職員の一部が、毎日のように職場を抜け出し、2~3時間の「昼休憩」を取っていたことが7日わかった。収集車の後部にぶら下がる「ステップ乗車」で作業時間を短縮し、休憩時間を増やしていたという。ステップ乗車は座席以外の場所に人を乗せて車を運転することを禁じた道路交通法に違反しており、市は関係者の処分を検討している。
市によると、収集作業員の勤務は午前8時から午後4時15分まで。途中に45分間の休憩があるだけで、午後も収集活動をすることになっている。
ところが、多田浩一郎市議(民主)が先月、4日間にわたって市のごみ処理施設の前にビデオカメラを設置し、作業員の出入りを録画したところ、午前中にいったん収集車で施設に戻った作業員が、自家用車などに乗りかえて外出したまま数時間にわたり戻らないケースが多数見つかった。最高で4時間近く職場を離れていた作業員もいたという。
多田市議の指摘で市が調べたところ、この4日間に同施設の作業員77人のうち29人が、本来の休憩時間を超えて食事などのために外出していたことを認めたという。市は「ステップ乗車をやめるよう指導し、午前と午後に種別の違うごみの収集を割り当てるなどして改善を図る」としている。
少年漫画誌に連載されて人気を呼び、今年6月に映画化された「DEATH NOTE(デスノート)」の作画を担当した漫画家が、銃刀法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕されていたことが分かった。
逮捕されたのは、東京都武蔵野市境、漫画家小畑健(たけし)容疑者(37)。石神井署などの調べでは、小畑容疑者は6日午前0時すぎ、正当な理由がないのに、東京都練馬区大泉町5丁目の路上で、車の中にアーミーナイフ(刃渡り8.6センチ)を所持していた疑い。
警察官が整備不良の疑いで小畑容疑者の車を止めて職務質問をしたところ、車内の引き出しの中から見つかり、現行犯逮捕された。「キャンプで使うために持っていた」と話しているという。
「DEATH NOTE」は、週刊少年ジャンプ(集英社)で03年12月から今年5月まで連載された人気サスペンス漫画。複雑なストーリーと細密な画風が人気を呼び、単行本(計12巻)の発行部数は2000万部を超えた。小畑容疑者は、この作画を担当したほか、同じ集英社の「ヒカルの碁」も担当。この作品も発行部数1000万部を超え、少年少女の間に囲碁ブームが起きた。03年には第7回手塚治虫文化賞の新生賞を受賞している。
山口県周南市の徳山工業高等専門学校の研究室で、土木建築工学科5年中谷歩(あゆみ)さん(20)が殺された事件で、殺人容疑で指名手配されている同じ研究室の男子学生(19)の首つり遺体が7日、周南市に隣接する同県下松市内の山中で見つかった。死後数日経過しているとみられる。
男子学生が逃走に使ったバイクも遺体の近くで見つかった。
JR山陽線を利用する場合、下松駅は周南市徳山駅から2駅で約8キロ、徳山高専からは約5キロ離れている。
調べによると、バイクは男子学生がふだん通学などに使っていた50ccのモトクロスタイプで、青色のホンダ製。事件当日、男子学生がこのバイクで高専を出るのを学校関係者が目撃していたが、その後の足取りはわかっていなかった。
(c)asahi.com
国立がんセンター中央病院での各種がんの
5年生存率(男性)の推移
国立がんセンター研究所化学療法部(東京都)の山田哲司部長と本田一文室長のグループが、患者から採った1滴の血液で、膵(すい)がんの有無を診断する方法を開発した。膵がんの有効な早期診断法はなかったが、90%以上の精度で見つけることができるという。山田部長が主任研究員を務める厚生労働省研究班として今年度、国内6施設で協力し、より精度を上げる技術開発にかかる。3年後をめどに人間ドックなどでの応用をめざす。
山田部長によると、日本では、膵がんで年間2万2000人が死亡。がんの死因の第5位で、がん全体の約7%を占める。しかも最近20年間で膵がんは2.5倍と急増する傾向にある。初期には身体症状が出にくいため早期診断が難しく、日本膵臓学会の集計では多くがステージ3、4期といった進行した状態で見つかる。このため5年生存率は、国立がんセンター中央病院の男性患者の場合でも、胃がんをはじめ50%を超すがんが多い中で、膵がんは62~66年に入院した患者のデータでは2.7%、97~99年の患者でも4.2%と低い状態が続いている。
山田部長らは、膵がん患者と健康な人の計142人の血液から、患者に特異的に増減するたんぱく質を分析。4種類のたんぱく質を調べる方法で、膵がんがあるかないかが判断できることを突き止めた。この方法で別の患者78人のデータを解析したところ、91%の正しさで診断できた。
膵がん患者に特異的に表れる抗体(腫瘍(しゅよう)マーカー)で調べる方法も併用すれば、より完全に近い診断もできそうだという。研究班は今後、大阪医療センターや福岡大病院など6施設で患者など計3000人のデータを解析し、診断基準となる4種類のたんぱく質の増減の標準値などを詰めていく。
血液の分析は1日あれば可能。医療施設から分析拠点へ郵送するような方法を採れば、全国の健康診断に導入できそうだという。
